住友電気工業株式会社(住友電工)は、1897年の創業以来、120年以上の歴史を持つ非鉄金属・電気事業の大手メーカーです。
その住友電工が手がける家庭用蓄電池シリーズが「POWER DEPO®(パワーデポ)」です。
太陽光発電で生み出した電力を有効活用し、電気の自給自足や、カーボンニュートラル社会への貢献を目指す製品として展開されています。
この記事では「POWER DEPO®(パワーデポ)」シリーズについて詳しく解説します。
設置を検討する際に、ぜひ参考にしてください。
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目次
住友電工の蓄電池「パワーデポ」とは?特徴を解説
パワーデポシリーズの大きな特長は、パワーコンディショナー(パワコン)と蓄電ユニットを一体化したコンパクトな設計です。
これまでの蓄電池製品は、パワコンと蓄電池を別々に設置・配線するモデルが主流でした。
しかし、パワーデポはすべてが一体化しており、設置工事が容易かつ、外観もスッキリとまとまる点が魅力です。
現在のラインナップは大きくわけて、以下の2系統です。
- コンパクトな単機能型:POWER DEPO® Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ
- 大容量ハイブリッド型:POWER DEPO® H
それぞれの特徴を詳しく解説します。
単機能型のパワーデポ(POWER DEPO®)Ⅲ,Ⅳ,Ⅴの主要スペック
単機能型のパワーデポシリーズは、「業界最小・最軽量クラス」を謳う小型蓄電池です。
エアコン室外機の体積比※で、最大約30%削減を実現しています。
設置スペースが限られたご家庭でも、導入を検討できる点が魅力です。
※POWER DEPO®Ⅲ:エアコン室外機(8畳〜10畳向け)の体積比
※POWER DEPO®Ⅳ,Ⅴ:エアコン室外機(11〜14畳向け)の体積比
▼各モデルの比較
Ⅲ・Ⅳ・Ⅴはいずれも蓄電容量3.3kWh(2台設置で6.6kWh)、停電時出力1,500Wというスペックを共有していますが、モデルが新しくなるにつれて機能が充実しています。
| 項目 | POWER DEPO® Ⅲ | POWER DEPO® Ⅳ | POWER DEPO® Ⅴ |
|---|---|---|---|
| 型番 | PDS-1500S01 | PDS-1500S02 | PDS-1600S03E |
| タイプ | 単機能型 | 単機能型 | 単機能型 |
| 電池種類 | リチウムイオン電池 | リチウムイオン電池 | リチウムイオン電池 |
| 定格蓄電容量 | 3.2kWh(2台:6.4kWh) | 3.3kWh(2台:6.6kWh) | 3.3kWh(2台:6.6kWh) |
| 定格電圧 | DC103.6V | DC51.8V(単セル3.7V) | DC51.2V(単セル3.2V) |
| 交流出力容量 (初期実効容量) | 2.7kWh | 2.8kWh(25℃時) | 2.8kWh(25℃時) |
| 充電時間 | 約3時間(25℃時) | 連系:約3時間 自立:約2時間 | 連系:約2時間 自立:約2時間 |
| 系統連系 定格出力 | 1,000W(2台:2,000W) | 1,000VA(2台:2,000VA) | 1,600W(2台:3,200W) |
| 系統連系 定格電圧 | AC202V(単相3線) | AC202V(単相3線) | AC202V(単相3線) |
| 自立運転 定格出力 | 1,500W | 1,500VA(1500W) | 1,500VA(1500W) |
| 自立運転 定格電圧 | AC101V(単相2線) | AC101V(単相2線) | AC101V(単相2線) |
| 電力変換効率 | 95.5% | 93.6% | 93.0% |
| 動作温度 | −10℃〜40℃ | −10℃〜40℃ | −20℃〜45℃ |
| 保管温度 | −20℃〜40℃ | −20℃〜45℃ | −20℃〜45℃ |
| 防水仕様 | IP44相当 | IP55 | IP55 |
| 設置場所 | 屋外/屋内 | 屋外/屋内 | 屋外/屋内 |
| 外形寸法 | 幅530×奥行300 ×高さ650mm | 幅550×奥行275 ×高さ760mm | 幅550×奥行275 ×高さ760mm |
| 重量 | 約55kg | 約52.5kg | 約54kg |
| 騒音 | 約40dB以下 | 40dB以下 | 40dB以下 |
| 保証 | 設置から10年間または4,000サイクルのいずれか早い方 | 設置から10年間または4,000サイクルのいずれか早い方 | 設置から15年間または、積算放電容量が14.4MWhを超えて初期実効容量2.8kWh(JEM1511による)の50%まで低下した時点のいずれか早い方 |
| 見守りサービス | 設置から10年間無料 | 設置から10年間無料 | 設置から15年間無料 |
参照:住友電気工業株式会社「POWER DEPO® Ⅲ 仕様」
参照:住友電気工業株式会社「POWER DEPO®Ⅳ 仕様」
参照:住友電気工業株式会社「POWER DEPO®V 仕様」
単機能・ハイブリッド併用型のパワーデポ(POWER DEPO®)Hの主要スペック
POWER DEPO Hは、住友電工が送り出す「大容量・高出力・高性能」なハイブリッド蓄電池です。
「単機能型とハイブリッド型を1台で切り替えられる」という特徴があります。
| 項目 | 仕様(POWER DEPO® H) |
|---|---|
| 型番 | PDH-6000S01 |
| 種類 | リチウムイオン電池(リン酸鉄系) |
| 定格蓄電容量 | 12.8kWh(初期実効容量:11.9kWh) |
| 定格電圧 | DC約200V |
| 最大入力電力 | 8.8kW |
| 回路数 | 4回路(1回路あたり2.2kW) |
| 最大電流 | 短絡耐量:15A 動作電流:14A |
| 運転電圧範囲 | DC45V〜450V |
| 連系出力 | 6.0kVA(力率0.95時 5.7kW) |
| 自立出力 | 6.0kVA 単相3線式 |
| 定格出力可能時間 | 約2時間(連携/自立) |
| 対応負荷容量 | 75A |
| 充電時間 | 最速約2時間(満充電付近の充電を除く) |
| 動作温度 | −20℃〜+45℃ |
| 動作湿度 | 15〜90%RH(結露なきこと) |
| 設置場所 | 屋外 |
| 外形寸法 | 幅840×奥行380×高さ1,200mm(脚部の奥行は400mm) |
| 重量 | 約230kg |
| 騒音 | 45(40)dB以下 |
| 機器保証 | 設置から15年間または、初期実効容量11.9kWhの50%まで蓄電容量が低下した時点のいずれか早い方 |
| 容量保証 | 設置から15年以内に蓄電システムの蓄電容量が初期実効容量の60%を下回った場合に、無償で修理または代品提供(積算放電容量が52.8MWh以上に達していない場合のみ) |
| 見守りサービス | 設置から15年間無料 |
参照:住友電気工業株式会社「POWER DEPO® H 仕様」
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住友電工の蓄電池パワーデポのメリット
- 長期(10年~15年)の無償保証がある
- 無料で見守りサービスを利用可能
- 省スペースかつ設置の自由度が高い
- 停電時に特定のコンセントまたは家全体に電気を供給できる
- 将来的なハイブリッド化にも対応(パワーデポHのみ)
長期(10年~15年)の無償保証がある
パワーデポシリーズの魅力のひとつは、長期の無償保証が付いている点です。
POWER DEPO Ⅲ・Ⅳは10年、POWER DEPO Ⅴ・Hは15年の無償保証に対応しています。
蓄電池は長く使う設備だからこそ、保証期間の長さは、導入時の安心感につながります。
設置を検討する際は、保証期間の長さも検討材料に入れましょう。
無料で見守りサービスを利用可能
パワーデポシリーズは、無料で見守りサービスを利用できる点も特長です。
住友電工が遠隔で蓄電池の状態を常時監視し、異常の早期発見につなげています。
サービスを無料で利用できる期間は以下の通りです。
- POWER DEPO Ⅲ、Ⅳ:10年
- POWER DEPO Ⅴ、H:15年
設置を検討する際は、保証内容とあわせて、導入後のサポート体制も確認することをおすすめします。
省スペースかつ設置の自由度が高い
パワーデポシリーズは、省スペースで設置しやすい点が魅力です。
単機能型のⅢ〜Ⅴは業界最小・最軽量クラスで、マンションのベランダや屋内にも設置できます。
また、POWER DEPO Hも一体型設計のため、設置機器や直流の配線が少なく、壁固定が不要です。
外観をスッキリと保ちやすく、設置工事の負担も抑えやすい特徴があります。
停電時に特定のコンセントまたは家全体に電気を供給できる
パワーデポシリーズは、停電時の給電機能に加え、モデルによって給電できる範囲が異なります。
POWER DEPO Ⅲ・Ⅳ・Ⅴは特定のコンセントへ電気を供給するタイプで、停電時も必要な機器を使いやすくなっています。
一方、POWER DEPO Hは家全体に給電できる全負荷対応のため、停電時の使い勝手を重視する家庭にも向いています。
災害対策を重視する場合は、停電時にどこまで給電できるかも確認しておきましょう。
将来的なハイブリッド化にも対応(パワーデポHのみ)
POWER DEPO Hは、将来的なハイブリッド化に対応できる点も魅力です。
既設の太陽光発電のパワコンを使用している場合、はじめは単機能型として導入し、交換のタイミングでハイブリッド型へ切り替えることができます。
太陽光発電を設置済みのご家庭は、パワコンの残り保証期間を加味して、製品を選ぶと良いでしょう。
住友電工の蓄電池パワーデポのデメリット
- 単機能型は容量面で物足りない場合がある
- POWER DEPO Hは本体サイズが大きめ
単機能型は容量面で物足りない場合がある
パワーデポⅢ・Ⅳ・Ⅴは単機能型のため、容量面で物足りなさを感じる場合があります。
蓄電容量は1台あたり3.2〜3.3kWhで、停電時の出力も1,500Wです。
そのため、非常時に使う家電数が多い場合、容量や出力に不安を感じる可能性があります。
使用できる電力量を重視する場合は、POWER DEPO Hや2台設置もあわせて検討するとよいでしょう。
POWER DEPO Hは本体サイズが大きめ
POWER DEPO Hは、単機能型に比べて、本体サイズと重量が大きい点に注意が必要です。
POWER DEPO Ⅲ・Ⅳ・Ⅴの重量が約52.5〜55kgであるのに対し、POWER DEPO Hは約230kgあります。
そのため、設置時には搬入経路や設置場所の条件を、事前に確認しておきましょう。
導入を検討する際は、性能だけでなく、設置環境に目を向けることも大切です。
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パワーデポの導入時に確認したい補助金制度
パワーデポで活用できる補助金は、導入時期やお住まいの自治体、利用する制度によって異なります。
家庭用蓄電池向けの「DR補助金」や「自治体の補助制度」を活用できる場合もありますが、年度によって、対象条件や申請要件はそれぞれ異なります。
利用できる補助金を正しく把握するためにも、最新の制度内容をチェックしておくと安心です。
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検討している製品が、補助対象なのか不明な場合は、お気軽にゆめソーラーへご相談ください。
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住友電工の蓄電池パワーデポの設置事例
ゆめソーラーでパワーデポを設置した事例をご紹介します。
熊本県熊本市の事例では、太陽光発電6.02kWとあわせて、POWER DEPO® H(12.8kWh)を設置しました。
導入後のアンケートでは「不具合発生時の対応が迅速だった」とご評価いただいています。
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また、佐賀県佐賀市の事例では、太陽光発電6kWとPOWER DEPO® H(12.8kWh)を設置しました。
売電と自家消費によって年間の出費を抑えられており、「設置してよかった」とご感想をいただきました。
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購入前に検討すべき要素
パワーデポの購入を検討する際は、ご家庭に合ったタイプと容量を選ぶことが大切です。
単機能型の「POWER DEPO Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ」はコンパクトで設置しやすいです。
しかし、蓄電容量は1台あたり3.2〜3.3kWhのため、使用状況によっては、物足りなさを感じる場合があります。
一方「POWER DEPO H」は、12.8kWhの大容量モデルですが、本体サイズや重量が大きいため、設置場所や搬入経路の確認が欠かせません。
また、停電時に特定のコンセントへ給電したいのか、家全体に電気を供給したいのかによっても、適したモデルは変わります。
太陽光発電をすでに設置している場合は、現在使用しているパワコンの状況や、将来的なハイブリッド化への対応も確認しておきましょう。
補助金の活用についても、国や自治体の制度によって条件が異なるため、最新情報を確認しながら検討することが大切です。
「自宅にはどのモデルが合うのかわからない」「補助金を使えるか知りたい」という方は、無料相談会も実施しているため、お近くのゆめソーラーまでお気軽にご相談ください。
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まとめ
長期の無償保証や、無料の見守りサービスに対応しているほか、省スペースで設置しやすいモデルもあります。
単機能型の「POWER DEPO Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ」は本体サイズと容量が小さく、「POWER DEPO H」はサイズや重量、容量が大きいモデルです。
導入を検討する際は、電気使用量や設置場所、停電時に使いたい範囲をふまえて、ご家庭に合った機種を選びましょう。
パワーデポをご検討中の方は、補助金や設置条件も含めて、ゆめソーラーへお気軽にご相談ください。
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