電気ストーブの電気代は安い?消費電力やタイプ別のつけっぱなし費用と節電方法を解説

2025.11.28

冬場の寒さ対策として、持ち運びに便利な暖房器具として、電気ストーブが挙げられます。

さまざまなタイプがあり、場所や用途によって使い分けることが可能です。

一方で、使う時間が長くなると、想像以上に電気代が高くなる場合があります。

今回は、電気ストーブの電気代の目安や、タイプ別の違いを解説します。

日常で取り入れやすい「節電のコツ」もご紹介しますので、無理のない範囲で活用してください。

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目次

電気ストーブとは?仕組みとメリット・デメリットについて

電気ストーブは、電気を熱に変えて、周囲を暖める暖房器具です。

燃料を扱わないため、取り扱いが簡単かつ、コンセントに挿すだけで使用できます。

ストーブ内部のヒーターが発熱し、その熱が前方へ放射して、体を温めてくれます。

足元やデスク周りなど、限られたスペースで使われることが多いです。

利用するうえで、押さえておきたいメリットとデメリットは、次のとおりです。

▼メリット

  • スイッチを入れてから、暖まるまでの時間が短い
  • 軽量モデルが多く、必要な場所へ持ち運びやすい
  • 燃焼しないので空気が汚れづらい

▼デメリット

  • 電気代が高くなりやすい
  • 部屋全体を均一に暖めることは難しい
  • 電気が必要なため、停電時は使えない

上記を踏まえたうえで、電気ストーブの電気代や節電方法について解説していきます。

電気ストーブの電気代の計算方法

電気代の計算方法

電気ストーブの電気代を把握するには、消費電力(ワット数)と使用時間をもとに、計算する方法が一般的です。

電気代の計算式は、以下のとおりです。

  • 電気代(円)= 消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電気料金単価(円/kWh)

電気料金単価は各電力会社によって異なります。

本記事では、全国家庭電気製品公正取引協議会が提示している電力料金の目安単価「31円/kWh」を使用して試算します。

参照:全国家庭電気製品公正取引協議会 「電力料金の目安単価」

たとえば、1000w(1kW)の電気ストーブを1時間使用し、電気料金単価31円/kWhで試算すると

  • 1kW×1h × 31円/kWh = 31円

となります。

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電気ストーブの電気代はいくら?タイプと消費電力(ワット数)別で比較

電気ストーブは、ヒーターの種類や消費電力によって電気代が異なるため、ワット数ごとに比較することが大切です。

ここでは、各ヒーターごとの消費電力をもとに、時間別で電気代をシミュレーションします。

試算するヒーターの種類は以下です。

  • パネルヒーター
  • 石英管ヒーター
  • カーボンヒーター
  • シーズヒーター
  • ハロゲンヒーター
  • セラミックヒーター
  • オイルヒーター

パネルヒーターの電気代

パネルヒーターは、赤外線の熱で、部屋全体をじんわりと暖めるタイプの電気ストーブです。

コンパクトなものから、大型製品までさまざまな種類があります。

メーカーによって異なりますが、一般的な消費電力の範囲は以下のとおりです。

  • 消費電力:160W~1200W

たとえば、160W(0.16kW)と1200W(1.2kW)のパネルヒーターを1時間使用する場合、電気代は約5円~約37円になります。

  • 160W:0.16kW × 1h × 31円/kWh = 約5円
  • 1200W:1.2kW × 1h × 31円/kWh = 約37円

1日(24時間)つけっぱなしにすると約119円~約893円、1ヶ月(30日)つけっぱなしにすると約3,571円~26,784円の電気代が発生します。

参照:アイリスオーヤマ株式会社「デスクパネルヒーター」
参照:株式会社ナカトミ「丸型パネルヒーター」

石英管ヒーターの電気代

石英管ヒーターは、昔ながらの電気ストーブです。

暖まり始めるまで少し時間がかかりますが、耐久性が高く、長く使える点が特徴といえます。

一般的な消費電力の範囲は以下のとおりです。

  • 消費電力:300W~960W

たとえば、300W(0.3kW)と960W(0.96kW)の石英管ヒーターを1時間使用する場合、電気代は約9円~約30円になります。

  • 300W:0.3kW × 1h × 31円/kWh = 約9円
  • 960W:0.96kW × 1h × 31円/kWh = 約30円

1日(24時間)つけっぱなしにすると約223円~約714円、1ヶ月(30日)つけっぱなしにすると6,696円~約21,427円の電気代が発生します。

参照:エスケイジャパン株式会社「SKJ-WM60X 石英管ヒーター」
参照:小泉成器株式会社 KOIZUMI onkine shop「電気ストーブ石英管ヒーターKEH-0955」

カーボンヒーターの電気代

カーボンヒーターは、炭素繊維を熱源に使う電気ストーブです。

暖まるまでの時間が早く、体の内側まで温まりやすい点が特徴といえます。

一般的な消費電力の範囲は以下のとおりです。

  • 消費電力:450W~900W

たとえば、450W(0.45kW)と900W(0.9kW)のカーボンヒーターを1時間使用する場合、電気代は約14円~約28円になります。

  • 450W:0.45kW × 1h × 31円/kWh = 約14円
  • 900W:0.9kW × 1h × 31円/kWh = 約28円

1日(24時間)つけっぱなしにすると約335円~約670円、1ヶ月(30日)つけっぱなしにすると10,044円~20,088円の電気代が発生します。

参照:株式会社千住「カーボンヒーター 900W(450W管2灯)ホワイトCHM-3301(W)」

シーズヒーターの電気代

シーズヒーター(ニクロム線ヒーター)は「ニクロム線を金属管で覆った熱源」を使う電気ストーブです。

暖まるまでに時間がかかるものの、丈夫で耐久性が高いという特徴があります。

一般的な消費電力の範囲は以下のとおりです。

  • 消費電力:200W~1200W

たとえば、200W(0.2kW)と800W(0.8kW)のシーズヒーターを1時間使用する場合、電気代は約6円~約25円になります。

  • 200W:0.2kW × 1h × 31円/kWh = 約6円
  • 800W:0.8kW × 1h × 31円/kWh = 約25円

1日(24時間)つけっぱなしにすると約149円~約595円、1ヶ月(30日)つけっぱなしにすると4,464円~17,856円の電気代が発生します。

参照:小泉成器株式会社「遠赤電気ストーブ KSS-08252/W」

ハロゲンヒーターの電気代

ハロゲンヒーターは、ハロゲンランプを熱源とする電気ストーブです。

電源を入れてからすぐに暖まるため、足元や脱衣所など、短時間だけの使用に適しています。

一般的な消費電力の範囲は以下のとおりです。

  • 消費電力:300W~1200W

たとえば、400W(0.4kW)のハロゲンヒーターを1時間使用する場合、電気代は約12円になります。

  • 400W:0.4kW × 1h × 31円/kWh = 約12円

1日(24時間)つけっぱなしにすると約298円、1ヶ月(30日)つけっぱなしにすると8,928円の電気代が発生します。

参照:株式会社千住「パラボラ型ハロゲンヒーター床置 PH-802」

セラミックヒーターの電気代

セラミックヒーターは、セラミック製の発熱体を温め、その熱をファンで送り出す電気ストーブです。

トイレや脱衣所など狭いスペースを手早く暖める用途に向いています。

一般的な消費電力の範囲は以下のとおりです。

  • 消費電力:650W~1200W

たとえば、650W(0.65kW)のセラミックヒーターを1時間使用する場合、電気代は約20円になります。

650W:0.65kW × 1h × 31円/kWh = 約20円

1日(24時間)つけっぱなしにすると約484円、1ヶ月(30日)つけっぱなしにすると14,508円の電気代が発生します。

参照:株式会社千住「人感センサー付き消臭セラミックファンヒーター 1200W」

オイルヒーターの電気代

オイルヒーターは、内部のオイルを加熱し、部屋をじんわりと暖める電気ストーブです。

放出される輻射熱(ふくしゃねつ)と空気の流れによって、部屋全体をムラなく暖めます。

一般的な消費電力の範囲は以下のとおりです。

  • 消費電力:300W~1500W

たとえば、1500W(1.5kW)のオイルヒーターを1時間使用する場合、電気代は約47円になります。

  • 1500W:1.5kW × 1h × 31円/kWh = 約47円

1日(24時間)つけっぱなしにすると1,116円、1ヶ月(30日)つけっぱなしにすると33,480円の電気代が発生します。

参照:デロンギ・ジャパン株式会社「オイルヒーター ダークグレー」

オイルヒーターの電気代は、以下の記事でより詳しく解説しています。

タイプ別で電気ストーブの電気代を比較

電気ストーブの電気代について、タイプ別の消費電力と金額を並べて、それぞれ比較しました。

▼タイプ別の電気代比較表

電気ストーブ消費電力(W)1時間1日(24時間)1ヶ月(30日)
パネルヒーター160W~1200W約5円~約37円約119円~約893円約3,571円~26,784円
石英管ヒーター300W~960W約9円~約30円約223円~約714円6,696円~約21,427円
カーボンヒーター450W~900W約14円~約28円約335円~約670円10,044円~20,088円
シーズヒーター200W~1200W約6円~約37円約149円~約893円4,464円~26,784円
ハロゲンヒーター300W~1200W約9円~約37円約223円~約893円6,696円~26,784円
セラミックヒーター650W~1200W約20円~約37円約484円~約893円14,508円~26,784円
オイルヒーター300W~1500W約9円~約47円約223円~1,116円6,696円~33,480円

タイプごとの電気代を比べると、同じ電気ストーブでも消費電力の差が大きく、1時間あたりの料金にも開きがあります。

立ち上がりの速さや暖め方の特性によって、必要な電力量が変わるため、用途に合った種類を選ぶことが大切です。

消費電力の目安を把握しておくと、電気代の見通しが立てやすく、暖房コストを抑える判断にもつながります。

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電気ストーブの電気代を節約する方法5選

オイルヒーターの節電方法5選

電気ストーブの電気代を節約するために、以下5つの方法をご紹介します。

ぜひ、取り入れられそうなものから実践してください。

  1. 設定温度を工夫する
  2. 用途や場所に合わせて使用する
  3. タイマー機能を活用する
  4. 部屋の断熱性を高める
  5. 新しいモデルに買い替える

1. 設定温度を工夫する

設定温度を工夫すると、節電効果が見込めます。

電気ストーブは、出力を上げるほど電気代が増えるため、「強」より「弱」で使用すると効果的です。

ワット数を細かく調整できるモデルの場合、室温に合わせて出力を下げると、無駄な電力を抑えられます。

2. 用途や場所に合わせて使用する

一般的な電気ストーブは、狭い範囲を暖める用途に向いているため、使う場所を工夫すると、電気代を抑えやすくなります。

リビングの暖房はエアコンを使い、トイレや脱衣所のような、小さな空間には電気ストーブを合わせると効率的です。

短時間で暖まりたい場合は、カーボンヒーターやハロゲンヒーターが適しており、広い範囲をじっくり暖めたいときは、オイルヒーターやパネルヒーターが向いています。

用途に合う暖房器具を選ぶだけで、快適さと節電を両立できます。

3. タイマー機能を活用する

タイマー機能を活用すると、無駄なつけっぱなしを減らせて、電気代の節約につながります。

とくに就寝前など、使う時間帯が決まっている場合は、切り忘れを防ぐのに一役を買います。

外出する際は、停止時刻を設定しておくと、誰もいない部屋でつけっぱなしになる心配もありません。

一定の時間だけ暖めたい場面では、タイマーを習慣的に使うだけで、電気代の負担を抑えることが可能です。

4. 部屋の断熱性を高める

部屋の断熱性を高める

部屋の断熱性を高めると、電気ストーブの電気代を抑えやすくなります。

暖めた空気が外へ逃げづらくなり、電源を切ったあとでも、室温を維持しやすいためです。

部屋全体をじんわりと暖める「パネルヒーター」や「オイルヒーター」は、とくに相性が良い節電方法といえます。

具体的には、

  • 断熱効果のあるカーテンを使用する
  • 内窓を設置して二重窓にする
  • 樹脂製の窓サッシへ交換する
  • 断熱フィルムを貼りかえる

などが効果的です。

部屋の断熱性を高めることで、電気ストーブの出力や稼働時間を削減し、電気代の節約につなげましょう。

5. 新しいモデルに買い替える

古い電気ストーブを使用している場合、省エネ性能が高いモデルへの買い替えも検討しましょう。

省エネ性能に優れたモデルは、消費電力を抑えて稼働し、電気代を抑えてくれるためです。

メーカーによりますが、室温に合わせて「出力を自動調整する運転モード」や「人感センサーを搭載したモデル」など、暖かさと節電を両立する機種があります。

ご家庭の状況に合わせた買い替えも、節電対策としておすすめです。

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より大きく電気代を節約するなら

電気ストーブの電気代を節約する方法について解説しましたが、すべて実践しても年間で節約できる金額は決して大きいとは言えません。

  • もっと大きく電気代を節約したい
  • 細かい節電対策はめんどくさいと感じる

少しでも上記に当てはまる方は、設置するだけで節電効果の高い「太陽光発電」がおすすめです。

具体的に設置した際の節電額が気になる方は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご参照ください。

また、すでに太陽光発電の設置を検討されている方は、太陽光発電による「電気代削減シミュレーション」も行っているため、ぜひご活用ください。

まとめ

この記事では、電気ストーブの電気代を計算する方法や、タイプ別の電気代の違い、節電方法について解説しました。

電気ストーブは、種類やワット数によって、消費電力が大きく変わるため、特徴と使い方を見直すことが大切です。

節電対策として、設定温度や使う場所を見直したり、タイマー機能を取り入れるなど、日常に少しの工夫を取り入れましょう。

また、大きく電気代を節約するなら「太陽光発電」の設置も効果的です。

自宅で発電ができると、電気ストーブを含めた家全体の電気代を抑え、毎月の負担軽減につながります。

ゆめソーラーでは、太陽光発電に関する無料相談会電気代削減のシミュレーションも実施しています。
「電気代をもっと安くしたい」「効果を詳しく知りたい」という方はお気軽にご相談ください。
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執筆者:ゆめソーラーマガジン編集部

ゆめソーラーマガジンは、福岡・佐賀・熊本・大分・鹿児島の太陽光発電・蓄電池専門店「ゆめソーラー」が運営するオウンドメディアです。太陽光発電・蓄電池に関するノウハウを中心に、再生可能エネルギーや環境に関するお役立ち情報を発信しています。|公式LINEで情報発信中≫

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