【100万円減らせる】生涯かかる電気代の削減方法とは

電気代を削減するには電力使用量を減らすことが基本です。しかし家族全員で電力使用量の削減意識を高めなければ大きな成果には期待できないでしょう。

一方で、最近では家庭での電力削減努力を必要としない電気代削減方法が注目されています。

この記事では電気代を削減して生活にゆとりを持たせたい方・老後に備えて貯蓄を増やしたい方向けに、話題の電気代削減方法や今から電気代を削減しておくべき理由、そして一生涯で電気代を100万円以上も削減できる太陽光発電を活用した電気代削減方法について紹介します。

太陽光発電で電気代を削減したい方は九州にある太陽光発電専門店ゆめソーラーへお気軽にご相談下さい。

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目次

この記事の要点のみをご覧になりたい方は“90秒で読めるまとめページ”も用意しています。

まとめページ:https://www.yumesolar.jp/column/choi_electric-bill/

家計で減らしたいもの第1位『電気代』

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大手ガス会社&総合情報サイトの調査結果によると、家計で減らしたいものは全世代において第1位が「電気代」という結果となりました。

詳細はコチラ(外部リンク)

それだけ多くの人が電気代の高さに悩んでいることがうかがえます。

電気代は生涯でこんなにも支払う破目に…

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厚生労働省2019年度簡易生命表によると、男性の平均寿命は81.41歳、女性の平均寿命は87.45歳となっています。

厚生労働省(外部リンク)

寿命を80歳として、一生涯にいくらの電気代を支払う必要があるのか計算してみました。

1か月に電気代を1万円支払い続ける30歳のご夫婦の場合、生涯に支払う電気代は実に600万円にもなります。

計算方法:電気代月1万円×12か月×(80歳-30歳)=600万円

電気代1万円というのは単身世帯でなければ一般的な金額とも言えるでしょう。

家族が増えたり、家電の使用機会が増えたりすれば電気代1万円を超えることも十分にありえます。

特に昨今では、IoT、AI、5Gなど通信・新技術の開発が急速に進んでいることもあり、これまでにない新しい電気機器・電子機器・サービスが誕生ました。今後は電化製品の使用機会は増えていくと予想できるため、併せて電力使用量も増えてくると考えられます。

また、2020年は新型コロナウイルスの影響で「おうち時間」が増え、既に電気代が増えているご家庭もあるでしょう。

生涯電気代は600万円と記載しましたが、これは平均的なご家庭の例であり、電気代が高いと感じているご家庭はいっそう注意が必要です。

電気代は今後上昇する可能性も

この数年間、電気代は上昇傾向にあります。そして今後も電気代は上昇する可能性があります。なぜ電気代が上昇しているのか、その大きな理由を以下にまとめました。

  • 燃料価格の上昇(原油価格の変動)
  • 原発稼働停止による化石燃料の購入量増加
  • 電力託送料金の上昇(送配電にかかるコスト)
  • 再エネ賦課金の上昇
  • IoT,テレワークなど持続的電力需要の増加

とくに2011年の東日本大震災で全国の原子力発電所が稼働停止となった点は、電気代を上昇させる大きな要因となりました。

経済産業省(外部リンク)

原子力発電を活用することで火力発電に必要な化石燃料の輸入量を抑えることができます。原子力発電は電力の安定供給を果たすほかに、ご家庭の電気代上昇を抑える役割も担っています。

しかし、東日本大震災によって全国の原子力発電所が稼働停止となり、現在も稼働停止の発電所がある中で電力需要の不足分を火力発電で補わなければいけない状況となっています。

その結果、火力発電の原料となる化石燃料の購入量が増えたため、現在も燃料コストの増加が電気代上昇につながっています。

たった1円の電気代上昇でこんなにも損をすることに

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電気料金は以下のような基本計算で求められます。

電気料金=基本料金+電気量料金+燃料調整費+再エネ賦課金

※再エネ賦課金:再生可能エネルギー発電促進賦課金

このうち基本料金以外はご家庭で使用した電力使用量に応じて金額が増減します。

  • 基本料金:電力会社の電力プランの契約容量によって金額が決まる
  • 電力量料金:電気料金の単価(円/kWh)×月々の電力使用量(kWh)
  • 燃料費調整額:燃料費調整単価(円/kWh)×月々の電力使用量(kWh)
  • 再エネ賦課金:再エネ賦課金単価(円/kWh)×月々の電力使用量(kWh)

前述のとおり電気料金は近年上昇傾向にあります。

電力使用量が月340kWh(月額1万円相当)のご家庭であれば、電力使用量の単価がたった1円/kWh上昇するだけで生涯かかる電気代は20万円以上も高騰することになります。

計算方法:1円/kWh×340kWh/月×12か月×50年=204,000円

ご家庭の電力使用量は電力会社から送られてくる明細書で確認できます。九州電力の明細書例は以下リンクを参照ください。

九州電力の明細書(外部リンク)

たった1円、されど1円です。

一方で、電気料金単価が上昇するということは、1kWhの電力使用量を削減した時の電気代削減効果は大きくなるということになります。

次は電気代を削減するための効果的な方法についてご案内します。

【すぐに始められる】家庭の電気代削減術

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電気の使い方を工夫する

家電製品のムダな使用を控えたり、電気の使用時間帯をずらしたりなど、生活スタイルを見直すことで電気代は削減できます。

電力の契約プランにもよりますが、電気代は昼間よりも夜間の方が割安になります。特定の電気料金プランであれば昼間に行っていた洗濯・炊事・掃除などを夜間に行うことで電気代を削減することができます

冷蔵庫の電気代を削減

冷蔵庫の使い方を改善するだけでも月200円程度の節電が見込めます。

具体的には、冷蔵庫の開閉回数を減らすことや冷蔵庫に食品を入れすぎないといった点です。他にも冷蔵庫の放熱がしやすい場所に設置することも電気代削減につながります。背面や側面が壁と接地していたり、日に当たりやすい場所に設置していたりすると放熱効率および庫内の冷却効率が下がり、ムダな電力を消費することになります

冷蔵庫の設置位置や使い方を工夫して電気代を削減しましょう。

電子レンジの電気代を削減

電子レンジは消費電力の大きい家電製品ですので、使用時間を減らすだけでも数百円の電気代削減も可能です。

例えば使用前に冷凍食品を冷蔵庫へ移動しておき半解凍に近い状態にしておけば、レンジの使用時間は減らせます

ちなみに電子レンジの中を定期的に掃除するのも重要です。汚れは電子レンジの効率を低下させる一要因です。なるべく綺麗に保つことが電子レンジの電気代削減にもつながります。

エアコンの電気代を削減

エアコンの設定温度を見直すだけでも電気代を削減することができます。環境省によると、夏場の冷房の設定温度を1℃上げるだけでも13%、冬場の暖房の設定温度を1℃下げるだけでも10%の電気代削減効果があるとされています。

また、室外機周辺の障害物・ゴミなどは冷暖房の効率を下げる要因となり、エアコンの電気代が上昇する一要因です。室外機周辺には物を置かず、ゴミなどがたまらないように掃除することが大切です。

待機電力を減らして電気代削減

待機電力とは家電製品をコンセントに接続している際に、家電を使用していない状態でも消費している微量な電力です。正式名称は「待機時消費電力」と呼びます。待機電力を減らすだけでも電気代を削減することができます

待機電力を削減する代表例はコンセントをこまめに抜く、主電源を切るといった方法です。

待機電力は、テレビ・ビデオデッキ・DVDレコーダー・パソコンなど日常で使う多くの家電製品で発生しています。待機電力は家族の努力で削減が可能です。無駄な電気消費を減らせるよう、行動・意識を見直してみましょう。

話題の電気代削減方法

上記のような電気代削減努力は、最初は面倒と感じるかもしれませんが、習慣化できればしめたもの。あなた自身、そして家族みんなの努力次第では毎月の電気代を数百円~数千円削減できます。

ただし家族全員で十数年も継続するのは難しく、怠慢になりいつか挫折してしまうかもしれません

そこで次は、家族の電気代削減努力を必要とせずに簡単かつ継続的に実践できる電気代削減方法をご紹介します。

電力会社の契約プランを変更する

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九州電力だけでも複数の電気料金プランが存在します。どのプランを選べばお得になるかはご家庭で使用されている家電の種類や電気を使う時間帯等によって変わります。ライフスタイルが大きく変わったにも関わらず電力の契約プランを変えていない場合は、プランのミスマッチが発生しムダな電気代を支払っている可能性もあります。その場電気料金プランを変えるだけで電気代を削減できることでしょう。

契約アンペアを変更する

現在契約している電力プランを変更しなくても、契約アンペア数を下げるだけでも電気代を削減できます。九州電力の従量電灯Bを例にあげます。

【従量電灯Bの基本料金】

  • 10アンペア: 316.24円
  • 30アンペア: 948.72円
  • 60アンペア: 1,782.00円

ご家庭で使用している電気容量が小さいにも関わらず、高いアンペアで契約をしているご家庭はもったいないです。契約アンペア数を見直すだけで確実に電気代(基本料金)を削減できます

新電力会社へ乗り換える

九州電力ではなく、ご家庭に最適な電力会社(新電力)に切り替えることでも電気代削減に期待が持てます

九州電力と比較して、電気の基本料金と電力単価が比較的安い新電力会社は多数存在します。新電力会社は電気代が安くなるだけでなく、通信料金の割引があったりポイントが付与されたりするなど付帯サービスがある点にも注目です。

ただし電力会社の切り替えによるトラブルには注意が必要です。国民生活センターが注意を促しています。

国民生活センター(外部リンク)

新電力会社への切り替えの際には契約内容や電気代削減効果等を十分確認する必要があります

省エネ家電を買う

 Energy saving performance

エアコン・冷蔵庫・テレビ・照明など様々な家電の省エネ性能は向上しています。

省エネ性能が高い家電は、より少ない電力で高い能力を発揮します。家電を買い替えるだけも電気代の削減に期待が持てるでしょう。ただし、省エネ性能の高い家電は割高な傾向があり、エコではありますが購入した費用以上の電気代削減効果を期待することは厳禁です。

太陽光発電を設置する

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太陽光発電を設置すると、発電した電力を使用した分の電気代が0円になります。

たくさん電気を使っているご家庭ほど、電気代削減効果は高まる可能性を秘めています。

太陽光発電は設置費用以上の経済メリットを得られる為、おススメです。

太陽光発電はこんな家電

太陽光発電は太陽光のエネルギーを電力へ変換できる装置です。発電した電力はご家庭で使用することができます。これにより電力会社から購入するはずだった電力を購入しなくて済むため電気代を削減できます。

太陽光発電システムには電気代削減効果の他にも日々の生活をサポートしてくれる様々なメリットがあります。

太陽光発電はとても長持ち

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太陽光パネルは30年以上動いているものがあるほど長寿命です。

そのため設置が早いほど電気代を削減できる期間が長くなります。設置するなら早い方が一生涯で多くのメリットを受けられるでしょう。

電気代削減の具体例を紹介します。月600kWhの発電(太陽光パネル6kW程度)で発電した電力の30%を自家消費すれば、20年間で1,137,456円もの電気代を削減できる計算になります。

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電気代削減だけではない!太陽光発電のメリット

Power sales income

大抵のご家庭では太陽光発電で発電した電力は自宅で消費しきれずに余ってしまいます。

なお、余った電力は電力会社に売ることができるため、太陽光発電には臨時収入を毎月得られるというメリットがあります

固定買取価格制度と呼ばれる制度のもと、10年間は固定の売電単価で電力を売れることが国により保障されています。

なお、太陽光発電を設置して11年目を迎え、国による電力買取制度が終了した方が全国には百万人近くいます。現時点では太陽光発電を設置して11年目以降の方を対象とした電力買取サービスが多数存在しており、11年目以降も売電はできています。

災害時の非常用電源として活用できる

太陽光発電があれば停電時でも電力が使用できます

昨今、各地で起こる災害においては長引く停電が頻発していますが、太陽光発電があれば日の当たる日中であれば電力を使用することができます。(蓄電池があれば昼間に太陽光発電で発電した電力を夜間に使用することも可能)

日々の生活では電気代削減と売電収入による金銭的なメリットを受けられ、災害時の備えとしても活躍する、太陽光発電は家庭の頼もしい味方です。

ZEH住宅にも活用

ZEH住宅とは省エネと創エネを組み合わせた新しい住宅システムであり、「年間の1次エネルギー消費量を正味ゼロまたはマイナスにした住宅」のことです。ZEH住宅にはエネルギーを創る太陽光発電が必要不可欠です。

エネルギー基本計画のもと、政府は「2030年までに新築住宅の平均でZEHを搭載する」という政策を掲げています。将来的に新築住宅を考えている方は必然的に太陽光発電を設置することになるでしょう。

知っておきたい太陽光発電のデメリット

Decrease in power selling unit price

実は、売電収入額に影響する売電単価は年々減少しています。

売電単価とは、再生可能エネルギーで発電した電力量1kWhあたりの売値のことです。

2009年の固定価格買取制度の開始以降、太陽光発電の売電単価は毎年下落傾向にあるため、設置年が遅いと売電収入は下がってしまいます。売電単価は今後も下がることが予想されているため、売電収入に期待して太陽光発電を設置するなら早い方がお得といえます。

一方で、売電単価は下がってはいるものの、太陽光発電の購入費用も年々下降しているため、購入費用の元を取れる年数は以前と変わらない傾向にあります。

結局、太陽光発電ってどれくらいメリットがあるの?

電気代を削減できる太陽光発電ですが、一方では売電単価は下がっているため売電収入は減少傾向です。しかし導入費用が下がっているため投資効果は以前と変わらないともいえます。結局のところどれくらい金銭メリットが出るのでしょうか。

太陽光発電で得られる金銭メリットには様々な要素が影響するため、ご家庭によって得られる金額は変わってきます。たとえば、以下3要素でも大きく変わります。

  • 電力利用状況(生活リズム、電力使用量など)
  • 設置方法(容量、メーカー、配線の仕方など)
  • 設置環境(屋根の角度、広さ、影の影響など)

ほかにも設置住所やオール電化の利用の有無などいろいろ影響します。

あなたのご家庭での経済メリット、シミュレーションでわかります

Solar power simulation

太陽光発電を設置して10年、20年間でどれほどの電気代が削減でき、どれほどの売電収入が得られるのか。収入と支払いのバランスや何年で設置費用の元が取れるかなどはシミュレーションを見ればわかります。

太陽光発電の専門店「ゆめソーラー」なら経済シミュレーションを無料でお渡ししていますので、お気軽にお問い合わせください

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まとめ

家庭の電気代は将来膨れ上がることも予想されます。

太陽光発電があれば家族の努力を必要とせずに電気代を削減できます。

電気代は一生涯払い続けことになるため“生涯ローン”とも呼ばれています。

太陽光発電があれば一生涯で数百万円も支払う電気代を100万円以上削減することも可能です。

戸建て住宅にお住まいなら一度太陽光発電のシミュレーションだけでも見てみませんか?

執筆者:ゆめソーラーマガジン編集部

ゆめソーラーマガジンは、福岡・熊本・佐賀の太陽光発電・蓄電池専門店「ゆめソーラー」が運営するオウンドメディアです。太陽光発電・蓄電池に関するノウハウを中心に、再生可能エネルギーや環境に関するお役立ち情報を発信しています。

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