一般家庭の消費電力量はどのくらい?消費が多い時間や時期も解説!

2021.06.01

生活をするうえで電気は欠かせません。身の回りには電気を必要とするものがたくさんあります。ところで、一般家庭の消費電力量がどのくらいなのかはご存じでしょうか?

ほとんどの人はどのくらい電力を消費しているのか知らないまま生活しているようです。消費電力を理解できれば節電意識の高まりや電気代を削減したり環境を意識した生活ができたりなどメリットがたくさんあります。

この記事では一般家庭の消費電力について解説していきます。

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目次

一般家庭の消費電力

まずは一般家庭の消費電力量が平均してどのくらいかを解説します。
一般家庭でも消費電力は季節や世帯人数、地域などで大きく異なります。
ここでは全国の年間平均の消費電力を世帯人数別に解説します。

単身世帯、つまり一人暮らしの場合は平均で1日あたり6.1kWh消費します。
1月あたりに換算すると185kWhです。

当然、人数が増えればそれだけ消費する電力量も増えます。

2人世帯の場合は1人世帯より約1.7倍多く消費します。
3人なら1人世帯の約2倍、5人なら約2.4倍と増えていきます。

人数と比例するわけではありませんが、着実に多くなっていきます。
また、大都市と市町村、その中間にあたる中都市ではそれぞれ、一般家庭における消費電力の量に違いがあります。大都市と市町村を比較するとおおよそ20%もの違いがあるのです。

そう聞くと市町村の方が少ないと思われるかもしれませんが、実は大都市の方が消費電力は少ないのです。なぜ消費電力は大都市の方が少ないのでしょうか。それには居住面積の違いが理由として考えられます。

アパートやマンションなどの集合住宅に住んでいる世帯が多く、一戸建ても小型であることが多い大都市ではその分消費する電力量も少ないのです。
市町村は一戸建てが中心で、土地も広いので大きい家が多いため電気をたくさん使います。

また大都市の一般家庭では共働きの家庭が多く日中は家を空けている傾向が高いため日中はあまり電気を消費していません。共働きの2人世帯であれば、そうでない家庭と比べて消費電力量は約75%になると言われています。

一般家庭の消費電力が増えるタイミング

一般家庭の消費電力は常に一定というわけではありません。
年間では消費電力が多い月と少ない月があります。1日の中で見ても消費電力は刻一刻と変動しています。ではどんなタイミングで消費電力は増えるのでしょうか?

年間で消費電力が増える時期

月ごとの消費電力が最も少なくなるのは5月、6月といわれています。
その後、7月から9月にかけては冷房機器を使用するため消費電力は増えていきますが、10月になると冷房機器を使用する頻度が減るため、消費はやや落ち着きます。

その後、12月になるとエアコンや電気ストーブを使用するため、夏以上に電力を消費します。
ピークは1月から2月で、3月以降は暖房が不要なときも増えてくるため、徐々に消費電力が減少していきます。

季節でいえば、春と秋は消費電力が少なく、夏と冬は消費電力が多くなります。

特に猛暑日や真冬日などは、冷房や暖房の出力も大きくなって消費電力も増えてしまいます。

1日で消費電力が増える時間帯

1日の時間単位で見ると消費電力は刻一刻と変化しています。
一般家庭の場合、日中は誰も不在であれば必然的に日中の消費電力も少なくなります。
日中に在宅している場合はどう推移するのかを解説します。

ほとんどの人が就寝している深夜1時から早朝6時までの間に電力を消費しているのは、基本的に待機電力や冷蔵庫などの常時稼働している家電だけです。
それ以降は、生活のシーンに合わせて家電を使用するため、時間帯によって消費電力も大きく変わります。

特に消費電力が増えるのは、照明をつけることになる18時以降です。
また、テレビもゴールデンタイムといわれる19時以降は視聴する人も増えるので、そのぶん消費電力も増えます。
消費電力のピークは20時前後となります。

一般家庭の中でも、一人暮らしの社会人で残業が多い仕事をしている人の場合、消費電力は少なくなります。他にも、家に帰ってもすぐに就寝し、起床後すぐ出勤することからほとんど電気を使っていないという人もそれに該当します。

消費電力量が多い家庭と少ない家庭の違い

同じ一般家庭でも消費電力には違いがあります。
生活の状況によっても異なり、特に電力の消費が多いのはオール電化の家庭です。

ただし、オール電化の場合は電力消費が多い代わりに、それ以外のガスや灯油などが必要ありません。そのため光熱費全体ではお得になることが多いです。

では、消費電力が少ない家庭はどのような環境にあるのでしょうか?
単に、家にいる時間が短いということもあり得ます。
しかし、それ以上に省エネを意識している一般家庭の消費電力が少ないのです。

以前から、待機電力をカットするという方法は注目されていました。それだけでもかなりの違いが出ます。しかし今、待機電力のカット以上に大きな違いとなっているのが、省エネ家電です。

省エネ家電は、過去の製品と比較して消費電力がかなり違っています。
常時使用する家電のうち冷蔵庫の消費電力は、2007年製と2017年製を比較した場合およそ半分になっています。

また、手軽に交換できるものとしては照明をLEDに変えるという方法があります。
これは地味ですが省エネの効果は大きく、消費電力をおよそ85%削減できるのです。
照明1つ1つの消費電力は小さいものの家の中にはいくつもあるため、すべてLEDにすると省エネ効果も大きくなります。
また、LEDはランプ寿命も長いので交換する機会も大幅に減らすことができます。

他にも省エネ家電のテレビは34%、電気便座は19%の省エネとなっています。
エアコンは、2007年製と2017年製を比較すると約5%の省エネとなっています。
パーセンテージは少なくても消費電力は大きいので、削減できる消費電力量も大きいのです。

このように、一般家庭では古い家電を新しいものにすることも有効な手段です。
現在、家電製品の多くは省エネ基準達成率などが示されているので、買い替えの際は参考にしてください。

一般家庭で消費電力が多い場合の対応策

一般家庭の中ではどうしても消費電力が高くなってしまう家庭もあるでしょう。消費電力量が多いと電気料金も高くなるため頭を悩ませているかと思います。
その場合に、おすすめの方法があります。

太陽光発電システムを導入すると、電気料金は大幅に削減できます。
昼間の消費電力のほとんどを太陽光発電で生み出すことができるので、電気料金は大きく削減できるのです。
ただし、太陽光発電は太陽が出ている日中しか発電できません。それを補うために、蓄電池も導入しましょう。蓄電池があれば、日中に発電した電気を貯めて夜間に使用できます。

なお、充電した電気は日中に使うこともできます。そのため、悪天候で太陽光発電ができない場合も安心です。また、料金が安い深夜の電気を貯めて日中に使うこともできます。
太陽光発電がなくても蓄電池だけ設置すれば電気料金はある程度安くできるでしょう。

まとめ

消費電力は家庭の生活スタイルのほか地域や季節によって大きく変化します。
また、同じ家電でも古いものより新しいものの方が省エネ性能は高いため、家電を買い替えることで消費電力を減らすことが可能です。

また、太陽光発電を導入すれば消費電力は変わらなくても電気料金が大幅に減額できます。
特に昼間の消費電力が大きいご家庭では太陽光発電による電気代削減効果が大きいため、戸建て住宅にお住いの方であれば検討することをおすすめします。

検討の際には九州No.1の専門店「ゆめソーラー」へご相談ください

執筆者:ゆめソーラーマガジン編集部

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