蓄電池選びで後悔しないために大切なことを、ハンファジャパン担当者に聞いてみました

2026.07.16

家庭用蓄電池を検討する方の中には、「どのメーカーを選べばよいのか分からない」「容量はどれくらい必要なのか」「設置後に後悔しないか不安」と感じている方も多いのではないでしょうか。

蓄電池は、電気代対策や停電対策に役立つ設備です。

一方で、ご家庭の電気の使い方や設置環境によって、適した容量やシステム構成は変わります。

今回は、ハンファジャパン株式会社の羅氏に、同社が展開する蓄電システム「ENERICH(エネリッチ)蓄電池」についてお話を伺いました。

ENERICH蓄電池の開発背景や、メーカー目線で考える蓄電池選びのポイントについて解説していただきます。

ハンファジャパン株式会社 羅 成龍 氏

■プロフィール
2018年6月にハンファジャパン株式会社へ入社。
福岡支店や岡山営業所での勤務を経て、現在は中四国・九州・沖縄エリアの住宅用製品を担当している。

ゆめソーラーの担当として約6年にわたり、太陽光発電や蓄電池の提案を支援。
現在は住宅市場のリーダーも兼任している。

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目次

ENERICH蓄電池は、どのような背景から生まれた蓄電池なのか

ENERICH蓄電池は、どのような背景から生まれた蓄電池なのか

ゆめソーラー:
まず、ENERICH蓄電池がどのような背景から開発された蓄電池なのか教えてください

ハンファジャパン 羅氏:
蓄電池の話に入る前に、「ENERICH」というブランドについて少し説明させてください。

ENERICHは、単なる蓄電池の商品名ではなく、ハンファジャパンが考えるこれからのエネルギー活用を表すブランドとして立ち上げました。

「でんきは、資産だ。」をキーメッセージに、電気をつくって、貯めて、運用する。おうちの電気を“資産”に変えることを見据えてスタートしました。

名前には、「Energy(エネルギー)」と「Rich(豊かさ)」を掛け合わせ、エネルギーによって暮らしを豊かにしていきたいという想いを込めています。

パッケージとしてのENERICH蓄電池は、太陽光発電でつくった電気をより有効に活用しながら、これからの暮らしに合わせて、安心して使っていただくことを目指して開発した蓄電システムです。

近年は、電気代の上昇や自然災害への備えをきっかけに、蓄電池を検討されるお客様が増えています。

太陽光発電を設置しているご家庭では、売電するだけでなく、発電した電気を自宅で使いたいというニーズも高まっています。

停電時の備えとして、蓄電池に関心を持つ方も増えている印象です。

一方で、実際に検討を進めると「設置場所があるのか」「どの容量を選べばよいのか」「今後の暮らし方が変わった場合にも対応できるのか」といった不安の声もあります。

ENERICH蓄電池では、こうした不安にできるだけ柔軟に対応できるよう、設置性や容量の選びやすさを意識しました。

単に電気をためるだけではなく、ご家庭ごとの暮らし方に合わせて検討しやすい蓄電池を目指した製品です。

開発時に重視したのは、日本の住宅環境への対応

開発時に重視したのは、日本の住宅環境への対応

ゆめソーラー:
ENERICH蓄電池を開発するうえで、重視された点はありますか?

ハンファジャパン 羅氏:
大きく意識したのは、日本の住宅環境に合うことです。

蓄電池は、容量や出力などのスペックに目が向きやすい製品です。

ただ、実際に導入する際には「どこに置けるのか」「生活動線の邪魔にならないか」「建物まわりのスペースに収まるのか」といった点も重要になります。

日本の住宅では、敷地や通路の幅に余裕がないケースもあります。

都市部だけでなく、地方でも、給湯器や室外機、隣家との距離などを考えると、設置場所に悩まれることは少なくありません。

そのため、ENERICH蓄電池では奥行きを抑えた薄型設計にすることで、限られたスペースでも検討しやすい形を目指しました。

もちろん、実際に設置できるかどうかは現地調査が必要です。住宅ごとに条件は異なりますので、必ず確認は必要になります。

ただ、設置場所で悩まれている方にも、蓄電池を検討する選択肢を広げられる製品にしたいという考えがありました。

メーカー目線で見る、蓄電池選びで後悔しないための考え方

ゆめソーラー:
蓄電池を比較している方は、容量や価格、保証年数などを見て判断することが多いと思います。
メーカーの立場から見て、スペック表だけでは判断しにくいポイントはありますか?

ハンファジャパン 羅氏:
蓄電池を選ぶ際に、スペック表を確認することは大切です。どれも分かりやすい比較材料ですからね。

ただ、それだけで判断するのではなく、ご家庭でどのように使うのかまで考えていただきたいです。

たとえば、同じ容量の蓄電池でも、太陽光発電の発電量や日中の在宅状況、夜間の電気使用量によって、実際の使い勝手は変わります。

停電対策を重視する場合も、どの部屋で、どの家電を、どれくらい使いたいのかによって必要な考え方は異なるものです。

冷蔵庫や照明、スマートフォンの充電など最低限の備えを重視するのか、エアコンやIHクッキングヒーターなども含めて考えるのかで、適した容量やシステム構成は違います。

そのため、容量は単純に大きければよいというものではありません。

もちろん容量が大きければ、使える電気の量は増えます。一方で、実際の使い方に対して容量が大きすぎると、十分に活用しきれない場合もあります。

反対に、金額だけを重視して小さめの容量を選ぶと、停電時に使いたい機器をまかなえなかったり、思っていたほど自家消費に活用できなかったりする可能性もあります。

大切なのは、蓄電池を導入する目的を整理することです。

電気代対策を重視するのか、停電時の安心を重視するのか、太陽光発電の自家消費を増やしたいのか。

目的がはっきりすると、必要な容量や確認すべきポイントも見えやすくなります。

ゆめソーラー:
停電対策と電気代削減では、やはり蓄電池の選び方も変わりますか?

ハンファジャパン 羅氏:
変わる部分はあります。

停電対策を重視する場合は、停電時にどの家電を使いたいのかを考えておくことが大切です。

普段と同じ生活をすべてまかなうのか、最低限の電気を確保するのかで、必要な考え方は変わります。

一方で、電気代削減や自家消費を重視する場合は、日中にどれくらい発電して、夜間にどれくらい電気を使うのかが重要になります。

日中不在のご家庭では、太陽光発電でつくった電気を昼間に使いきれないことがあります。

その分を蓄電池にためて夜間に使うことで、自家消費につなげやすくなります。

このように、蓄電池は目的によって見るべきポイントが変わります。

「蓄電池があれば安心」「容量が大きければ安心」と考えるのではなく、ご家庭の電気の使い方に合わせて選ぶことが大切です。

ENERICH蓄電池を検討しやすい家庭とは

ENERICH蓄電池を検討しやすい家庭とは

ゆめソーラー:
ENERICH蓄電池は、どのようなご家庭で検討しやすい蓄電池でしょうか?

ハンファジャパン 羅氏:
太陽光発電の電気をより有効に活用したい方や、停電時の備えを強化したい方には、検討しやすい製品だと思います。

たとえば、すでに太陽光発電を設置していて、発電した電気をできるだけ自宅で使いたいご家庭ですね。

また、電気代の上昇をきっかけに、今後の電気の使い方を見直したい方にも関心を持っていただきやすいと感じています。

停電対策の面では、災害時に最低限の電気を確保したい方や、停電時の不安を少しでも減らしたい方にとって、蓄電池は選択肢の一つになります。

ENERICH蓄電池は、複数の容量ラインナップがあるため、ご家庭の電気使用量や目的に合わせて検討しやすい点も特徴です。

また、設置スペースに不安がある方にも、候補として検討いただきやすい製品だと考えています。

ただし、どのご家庭にも同じ構成が合うわけではないので、ご自宅の状況によって適した提案は変わります。 

そのうえで、太陽光発電でつくった電気を暮らしに活かしたい方や、電気代対策・停電対策を考えたい方には、ENERICH蓄電池を検討いただきやすいと思います。

九州エリアで蓄電池を検討する方に伝えたいこと

ゆめソーラー:
ゆめソーラーは、九州エリアで太陽光発電や蓄電池をご提案しています。
九州で蓄電池を検討する方に向けて、メーカーとして伝えたいことはありますか?

ハンファジャパン 羅氏:
九州は、日射量の面で太陽光発電と相性のよい地域が多いと感じています。

太陽光発電を設置しているご家庭では、発電した電気をどのように活用するかが、今後さらに重要になっていくと思います。

一方で、九州は台風や大雨などの自然災害も意識される地域です。停電への備えとして、蓄電池を検討される方も多いのではないでしょうか。

太陽光発電でつくった電気を普段から活用しながら、万が一の停電にも備える。この考え方は、九州で暮らす方にとっても大切な視点だと思います。

また、私はゆめソーラー様の担当として、約6年にわたり九州エリアのお客様へのご提案を支援してきました。

九州といっても、海に近い地域、山間部、台風の影響を受けやすい地域など、住宅環境はさまざまです。

太陽光発電と蓄電池を長く、安心して使っていただくためにも、地域の特徴やご家庭の電気の使い方を踏まえて検討することが、改めて大切だと感じています。

最後に、蓄電池選びで迷っている方へ

最後に、蓄電池選びで迷っている方へ

ゆめソーラー:
最後に、蓄電池選びで迷っている方へメッセージをお願いします。

ハンファジャパン 羅氏:
蓄電池は、電気代対策や停電対策だけでなく、これからのエネルギーの使い方を考えるうえでも、大切な設備になってきています。

太陽光発電でつくった電気を、ただ売るだけでなく、ご家庭の暮らしの中で活用していく。その選択肢の一つとして、蓄電池の役割は今後さらに大きくなると思います。

ENERICH蓄電池は、そうした電気の使い方をより身近に感じていただけるように立ち上げたブランドです。

私たちメーカーとしても、エネリッチを通じて、皆さまの暮らしの安心や、これからのエネルギー活用に役立つ仕事をしていきたいと考えています。

蓄電池選びで迷っている方にとって、ENERICH蓄電池が、選択肢の一つになればうれしいです。

まとめ

今回は、ハンファジャパン株式会社の羅氏に、ENERICH蓄電池に込めた想いや、蓄電池選びで大切な考え方について伺いました。

ENERICH蓄電池は、太陽光発電でつくった電気を、ご家庭の暮らしの中でより有効に活用するための蓄電システムです。

電気代対策や停電時の備えをきっかけに、これからの電気の使い方を見直したい方にとって、検討しやすい選択肢の一つといえます。

一方で、蓄電池はご家庭の電気使用量や設置環境、停電時に使いたい機器などによって、確認すべきポイントが変わるものです。

ゆめソーラーでは、太陽光発電や蓄電池の導入を検討している方に向けて、ご家庭の状況に合わせたご提案を行っています。

ENERICH蓄電池をはじめ、蓄電池の導入を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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執筆者:ゆめソーラーマガジン編集部

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