太陽光発電を購入する方が絶対に覚えておきたいポイントをいくつかご紹介します。『太陽光発電 激安』や『太陽光発電 最安値』というフレーズに魅了され、本来気にかけなくてはならないポイントを見過ごすと本当に危険です。

ここでは価格以外で太陽光発電を選ぶ際に気を付けたいポイントをピックアップしています。

以下の目次より気になる記事を選んでご覧ください。

悪質な太陽光発電の提案に注意

見積り時に注意すべきポイント

そのパネルメーカーはご自宅の屋根に適していますか?

太陽光発電の販売店やハウスメーカーの中には、1つか2つのパネルメーカーしか扱わない会社もあります。そのためご自宅に最も適した太陽光パネルを選択できないご家庭いることでしょう。

また友人が設置した太陽光パネルと同じものなら安心という理由でパネルメーカーを選定する方もずいぶんと多いものです。

一般的に普及している太陽光発電パネルメーカーは10社以上あります。
価格や性能・サイズ・保証など違いは様々ですが、メーカーによってはご自宅の屋根に向いていない太陽光パネルもあるのです。

太陽光パネルメーカーの一覧

図1 ゆめソーラーが取り扱う太陽光パネルメーカー例

例えば、1つの屋根にしてもパネルメーカーの違いによって太陽光パネルの設置容量に差が付き、収益にも影響する場合があります。

最もシンプルな1例をご紹介します。

原則として、太陽光パネルは強度面、安全性の観点から軒先より一定の距離(クリアランス)には設置ができません。メーカーによってクリアランスは異なりますが、これを遵守しなければ強度・安全性の問題があることはもちろんのこと、保証も適用されません。太陽光パネルメーカーの違いによる設置容量の差

図2 メーカーによってパネル積載量が変わる

A社は屋根面いっぱいに太陽光パネルを設置できています。

一方、B社は屋根面の軒先側にはまだ設置ができるかのように見えます。しかしここに太陽光パネルを設置するとメーカーが指定するクリアランスを確保できません。
これによりA社とB社でパネル設置容量が異なり、収益にも差がついてしまいます。

太陽光発電は10年、20年と使い続ける機器なので、購入時に選択を間違わないために必ず複数のパネルメーカーで見積比較し、ご自宅に最も適した太陽光発電パネルを選びましょう

現地調査もなしに太陽光発電を検討していませんか?

太陽光発電はシミュレーションの精度が悪いと経済メリットが予想値を下回る恐れがあります。想定していたシミュレーションを下回る状態で10年間売電し続けなければならなかったら絶対に後悔します。

また、屋根の状態・強度・形状・材質の他、周辺環境を考慮しなければ最適な太陽光発電システムの設計や工法は決められません。
現地調査をしていない場合、工事本番の際に準備不足でその場しのぎの工事をされて、後にクレームや不具合が起こるケースも想定できます。

精度の高いシミュレーションを得る目的や、工事品質の低下を招かないためにも必ず現地調査をしてもらいましょう。

価格優先で選ぶともったいないケース

太陽光発電を100万円未満で設置することは可能です。パネルの設置容量さえ少なくすれば費用はぐっと抑えられるのです。ただし設置容量を少なくすることにより発電量が下がるため、得られる売電収入や自家消費による電気代削減効果が薄れることになります。

実際に100万円未満と100万円以上の太陽光発電システムの収支シミュレーションを比較してみましょう。

表1 C社D社のメリット比較

項目 C社3.18kW D社4.032kW
設置容量(税抜) 890,000円 1,146,000円
年間発電量 3,890kWh 5,003kWh
売電収入 80,912円 104,062円
電気代削減 17,816円 22,914円
年間経済メリット 98,728円 126,976円

※発電量の8割を売電、2割を自家消費した例 ※設置条件は福岡市、屋根角度27度、南向き

経済メリットの計算方法は下記記事をご覧ください。

C社とD社とで、販売価格は256,000円C社の方が安く購入できます。

一方で、年間経済メリットの差は28,248円。つまり10年間でC社の方が282,480円も経済メリットが少なくなります。

固定価格買取制度終了後も自家消費をメインに太陽光発電は活躍します。もちろん設置容量の多い方がたくさんの電力を使えるため、結果としてD社の方が多くの経済メリットを得ることになります。設置費用は高いですが分割払いをすれば毎月の経済負担は経済メリットがまかなってくれるため少なくすみます。条件がよければ月々の経済メリットが分割払いの負担額を上回るケースもあります。

価格の安さだけで商品を決めるのではなく、太陽光発電システムの設計毎に収支シミュレーションをとり、10年・20年後の収益を比較して検討しましょう。

こんな提案は受けられましたか?その①

現在では住宅用太陽光発電に対して過積載太陽光発電を採用することも一般的となりました。過積載太陽光発電にどのようなプラス効果があるのか見てみましょう。

過積載太陽光発電システムの1日の発電推移

図3 過積載太陽光の1日の発電量推移

過積載太陽光発電にすることで1日の発電量を高めることができます。過積載太陽光発電ではパワーコンディショナーの容量を超える発電はピークカットによりおこなわれないため、図3では斜線部分が過積載による発電量増加に当たります。

過剰品質でもったいない気分にもなりますが、パワーコンディショナーの容量を超える発電は1年を通してもそれほど多くはありません。むしろパワーコンディショナとパネルの容量が同じである場合、パワーコンディショナーの性能を100%発揮できない日のほうが多く、それこそ発電ロスになりもったいないです。

ぜひ過積載太陽光発電システムを採用した場合の見積り・シミュレーションを取ってみましょう。

1つのメーカーを選ぶにしても太陽光発電の設計方法は様々です。業者によってノウハウが異なるため、複数の専門家の意見を聞いて比較検討しましょう。

こんな提案は受けられましたか?その②

太陽光発電のシステム設計を工夫すればさらに価格を抑えて導入できます。上記で紹介した過積載太陽光発電を採用することで、購入費用を大幅に抑えることも可能です。

例えば太陽光パネル29枚でパワーコンディショナーを2台用いた太陽光発電システムを例とします。
メーカーによっては過積載太陽光発電システムを用いることで設置する太陽光パネルを1枚減らしてパワーコンディショナーを1台に抑えることも可能なのです。

住宅用太陽光発電システムで用いられるパワーコンディショナーは1台10万円以上の値段ですので、購入費用を大幅に削減できます。

もし価格重視で検討をする場合はこのような手法があることも覚えておくとよいでしょう。

業者選びの際に注意すべきポイント

10年、20年と付き合っていける業者を選べていますか?

かつて太陽光発電はメンテナンスフリーとは言われましたが、何もしないまま安心して利用し続けることはできないと心構えておくべきです。時には施工業者やメーカーのサポートが必要となります。長期間付き合っていける業者を選べていますか?

施工技術やメンテナンス、保証内容にも申し分ないと思った業者であっても倒産してしまってはサービスを受けることができません。
別の業者にメンテナンスを頼もうとしても、工事方法等が異なるため対応することでメーカー保証が受けられなくなることから断られてしまうケースがほとんどです。

施工業者を選ぶ際には施工件数が豊富な実績のある業者を選ぶといっそう安心です。

設置費用を回収した後も長年使用していけるのが太陽光発電システムです。10年、20年とお付き合いができる業者を選定しましょう。

その見積、あまりにも安すぎませんか?

安いことはありがたいですが、そう思えるのは設置するまでのほんのひと時の話です。太陽光発電は10年、20年と使用していくものになるため、「買って満足」ではなく「実際に稼働してから満足」していくことが大切です。

極限までに安くしようと思えば、最低限の部材しか使わなかったり、工事人員を少なくしたり(質を悪くしたり)、アフターサービスの体制を設けなかったりという方法もとれます。ただしそれでは信頼できるサービスとは言えません。

「最高のサービスを持続」するためには必要な経費(品質にこだわった材料、安全・確実な工事、各家庭に最適な提案)」は絶対に削れないものです。

業者側が価格を安くする努力というのは製品の仕入れ原価をなるべく安く抑えて、スタッフが無駄なく効率よく動くことです。

『太陽光発電 激安』『太陽光発電 最安値』をウリにする業者には工事・サービスに問題がないか細心の注意を払いましょう。

太陽光発電を単なる電気工事と思っていませんか?

太陽光発電の工事は電力会社が行う電気工事のノウハウは必須ですが、大切なご自宅を扱わせていただく建築工事のノウハウも必要です。価格を抑えるあまりに建築基準を満たさない最低限の部材だけで行った工事だと不具合が起こったり大切なご自宅にダメージを与えかねません。

電気工事・建築工事といった幅広い知識を備えた経験豊富な専門の施工チームを構えており経験豊富な太陽光発電業者を選択することで、ご自宅の屋根やご家族が危険にさらされるリスクを減らし、万が一の際にも迅速に対応してくれるでしょう。

保障に関して注意すべきポイント

施工業者によってはメーカー保証を受けられない

電気工事に詳しい業者であれば太陽光発電の設置工事はできるでしょう。注意したいポイントは太陽光パネルメーカーが発行している施工IDがなければ太陽光発電システムの保証を受けることはできません。施工IDとは太陽光パネルメーカー毎に実施されている施工研修を受講し、メーカーからの認定を受けたものです。言わば太陽光発電施工の免許証です。ただし、免許がなければ工事を行ってはいけないわけではなく、自動車の免許と異なり法的に問題はありません。

しかし施工認定を受けていなければ保証を受けられないほか、メーカーが定めた施工基準を満たさずに不具合や事故が起こる危険性も高まります。

施工IDは太陽光パネルメーカー毎に発行されています。施工IDを保有しているかどうかはホームページの会社概要に記載されていることが多いので、企業のホームページを調べてみるとよいでしょう。

アフターサポートについて

不具合時もすぐにサポートを受けられると安心しきっていませんか?

店舗やサポートセンターの所在が明らかではない太陽光発電の販売店では、万が一のサポートは外注業者へ都度委託するため対応に時間がかかることもあります。太陽光発電は発電する時間が長ければ長いほど家計を助けてくれる機器です。そのため発電量が下がったり停止したりした場合にどうすべきかを想定しておく必要があります。

初期対応の早いアフターサービスの専門チームがある会社だと安心です。

『毎年点検に来ます!』といった営業トークだけでアフターサービスが充実していると思ってしまっていませんか?
契約書の約款にアフターサービスに関する記載があるかどうか必ず確認してください。
本当にアフターサービスをしてくれるのか、契約書などの内容をしっかり確認し、記載がない場合は法的効力のある書面に記載してもらいましょう。

シミュレーションの精度について

1社のシミュレーションの結果をあてにしていませんか?

太陽光発電のシミュレーションは、屋根の角度や面積、太陽光パネルの設置方法や周辺環境の状況の違いによって結果が変わってきます。シミュレーションの正確さは太陽光発電選びの最重要ポイントといっても過言ではありません。条件によっては想定収益の60%しかメリットが出ない悪徳ケースも。

シミュレーションの信ぴょう性を高めるために複数の業者に現地調査を依頼して正確なシミュレーションを取りましょう。

価格を見極めるためのポイント

その見積、適正価格ですか?

設置容量やメーカー、工法などによって価格は大きく変動しますが、一般的な販売店の場合は住宅用太陽光発電ならkW単価25万円~33万円程度が妥当な金額になります。kW単価とは太陽光パネル容量1kWあたりの設置費用のことです。5kWのシステムなら125万円~165万円程度となります。

中には相場よりも100万円以上高い金額で提案してくる業者もいます。高額な金額で契約をしないためにも一般的な価格を想定しておき、複数の業者で見積比較をして価格が適正かどうかを判断しましょう。

逆に相場よりも安すぎる場合にも注意が必要です。

安いということは会社の手元に残る利益も少ないということ。利益を残すためには1回の工事に要する時間を短縮して工事件数を増やしたり、人件費を減らしたりしなければなりません。これは手抜き工事や雑な工事につながりかねません。設置後のアフターサービスが充実しているとも考えにくいものです。

適正価格より高いようであればなぜ高いのか確認しましょう。逆に、安いようであればシステム設計・工事・保証・アフターサービスにリスクがないか注意が必要です。

支払い計画で注意すべきポイント

10年以内に完済させる計画になっていますか?

太陽光発電を導入される方のほとんどが一括払いではなく分割払いを利用しています。住宅用太陽光発電の場合は基本的に120回の分割払いとなりますが、中にはひと月の負担額を少なく見せるために180回払いにしている業者もいます。

住宅用太陽光発電の場合、売電収入による恩恵を最大限に受けられるのは固定価格買取制度の期間である10年間です。

そのため、住宅用太陽光発電であれば原則120回払い(10年間)で検討し、月々の経済メリットが月々の設備費の支払額を上回り家計に負担なく設置できるかどうかを見極めましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?住宅用太陽光発電は今後も増え続けます。ノウハウの異なる様々な業者が次々と参入してきているため、受けられる提案のパターンも多岐にわたってきます。『太陽光発電 激安』や『太陽光発電 最安値』と

いうフレーズで物を選ぶのは太陽光発電にはあてはめない方がいいでしょう。様々な選択肢の中からどれがご家庭に最も適したものかを選択するのは最終的にはご自身ですが、ゆめソーラーならご家族が満足できる太陽光発電ライフを誠心誠意でサポートさせていただきます。