「カナディアン・ソーラー」の特徴と主力製品

「カナディアン・ソーラー」は世界的シェアを誇る太陽光発電システムメーカーです。
実に90か国以上で導入実績を持ち、世界シェア第3位を獲得するなど世界各国で選ばれるグローバルメーカーです。

なぜそこまで世界中で選ばれているのでしょうか。今回はカナディアン・ソーラーの魅力に迫っていきます。

目次

カナディアン・ソーラーとは?

カナダ国旗
カナダで生まれ日本でも活躍中のカナディアン・ソーラーについてご紹介します。

カナディアン・ソーラーは2001年にカナダのオンタリオ州で設立して以来、太陽電池の専業メーカーとしてパネルの生産や販売を行っています。本社はカナダに構えていますが、中国を中心にカナダ国内やブラジルなど世界各地に生産拠点を設けています。

2009年6月には日本への進出を果たし日本法人「カナディアン・ソーラー・ジャパン株式会社」を都内に設立しました。海外メーカーとしては比較的早く日本進出しており、今では日本国内に300もの拠点を持ち全国どこでも迅速なアフターフォローができる体制ができています。

日本国内では累計180,000棟もの戸建て住宅でカナディアン・ソーラーの太陽光発電システムが採用されています(2023年6月時点)

また、住宅用太陽光発電のみならずメガソーラーをはじめとした大規模な発電所プロジェクトに積極的に取り組んでいるメーカーです。

2011年にはドイツに建設された166MWpシステムのうち、148MWpにのぼるモジュールをカナディアン・ソーラーが供給しています。日本国内では熊本県葦北郡芦北町に2.3MW、鹿児島県伊佐市に1.95MWなど日本各地のメガソーラーでの採用実績があり2017年には合計で52.5MWpにもなるメガソーラーの商用運転を開始しました。

カナディアン・ソーラーの強み

カナディアン・ソーラーは世界3位のシェアを獲得していますが世界各地で選ばれる理由はどのようなところにあるのでしょう。同社がもつ強みについて解説していきます。

保証制度の充実

握手
カナディアン・ソーラーは、業界に先駆けて25年間の出力保証を開始したメーカーです。

多くのメーカーでは設置から10年目以降はパネル出力の保証範囲が大きく減少してしまいます。しかし、カナディアン・ソーラーは実出力の年次の低下が0.55%を上回らないリニア保証で長く手厚い保証を実現しました。

産業用DYMOND(ダブルガラス)モジュールにいたっては毎年の減少幅が0.5%になり最大30年間の出力保証が受けられるため長く安心して使用できます。

またメーカーが倒産した場合に保証が受けられなくなるのではという心配も不要です。カナディアン・ソーラーなら格付け会社からの評価が高い優良保険会社による二重保証を実施しています。

そのため万が一メーカーが倒産したとしても保険会社が保証を継続してくれる仕組みになっています。

比較的安価

世界規模でパネルの生産を行っているため国内メーカーに比べ生産量がはるかに多く、その分安価になっています。初期費用を比較的抑えて設置ができる点も、魅力の一つといえます。

信頼性が高い

シリコンインゴットからモジュールまでを一括で生産する体制のもと徹底した品質管理によって高い信頼性を実現しました。

カナディアン・ソーラーは「ISO:TS16949」と呼ばれる品質管理基準を初めて取得したモジュールメーカーでもあります。そうした抜群の管理体制によって製品の高い信頼性を実現しました。

高い耐久性

第三者機関による試験をクリアした抜群の耐久性を誇ります。

雪深いカナダで生まれたメーカーだからこその高い強度をもち、多くの製品でJIS規格を超えた積雪荷重・風圧荷重を持っています。また、塩害やアンモニアへの耐性はIEC 61215やIEC 61730といった国際認証にも認められており塩害地や酪農地など、それまで設置が難しかった地域でもタフに稼働します。

加えて、モジュールの出力低下をもたらすPID現象に対しても確かな耐性を持っており、劣化に強く長い間安定して発電し続けます。

カナディアン・ソーラーでは、JIS規格よりもさらに厳格な基準を設け約235もの品質管理項目に適ったものだけ出荷しています。ここまで徹底した品質管理で優れた耐久性を実現しました。

カナディアン・ソーラーの主力商品

現在、従来品よりさらに性能がアップした製品が続々リリースされています。用途に応じて多様なラインナップを誇る主力商品を紹介します。

住宅用太陽光パネル

カナディアン・ソーラーの技術を集約させた高出力・高変換効率の「HiKu6シリーズ -HIGH POWER MONO PERC MODULE-」は、これまで産業用モジュールに採用されていた大型ウェハを用いたハーフカット・セルを住宅用向けに採用したものです。

ハーフカット・セルの採用で、発電時の温度上昇も大幅に抑え、安定した低温稼働を実現。併せて出力が飛躍的に増加しました。

また2種類のコンビネーションモデルを活用することで、より自由度の高いレイアウトが可能です。

執筆者:ゆめソーラーマガジン編集部

ゆめソーラーマガジンは、福岡・熊本・佐賀の太陽光発電・蓄電池専門店「ゆめソーラー」が運営するオウンドメディアです。太陽光発電・蓄電池に関するノウハウを中心に、再生可能エネルギーや環境に関するお役立ち情報を発信しています。

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