2024.09.26

買取期間満了通知に伴う売電契約の変更手続きについて

九州電力から買取期間満了通知書が届いた方向けに、売電契約の変更手続きについてご案内いたします。

九州電力(小売)で売電契約している方で、卒FIT後の売電単価が「7円/kWh」で問題ない場合は手続き不要です。また、九州電力送配電(一般)で売電契約しており、九州電力(小売)へ変更する場合は書類の郵送対応が必要です。

以下にて流れを記載しているため、手続きの際にご参考ください。

※契約先が九電(小売)と九電送配電(一般)のどちらでも、売電先を”新電力”へ変更したい場合は、新電力側の手続き方法に従ってください

買取期間満了通知について

太陽光発電の固定価格買取制度(FIT)は、太陽光発電の余剰電力を電力会社が一定価格で10年間買い取ることを国が約束する制度です。しかしこの期間が満了すると、国による買取価格の保証がなくなるため、後述する該当者は新たな対応が必要になります。

買取期間満了通知とは

買取期間満了通知は、卒FIT(固定価格買取期間満了)を迎える方に対して、売電先の電力会社から届く通知です。

通知が届く対象者

買取期間満了通知が届く対象者は以下です。

  • 固定価格買取制度(FIT)を利用している太陽光発電の所有者
  • 10年間の買取期間が満了に近づいている方
  • 2019年11月以降、順次買取期間が満了を迎える方

通知書が届く時期

買取期間満了時期のおおむね6~4ヶ月前に、売電締結先の電力会社等から書面が送付されます。

通知書が届く時期

引用:経済産業省 資源エネルギー庁「どうする?ソーラー」

通知書で見るべきポイント

現状の売電先(販売先)が「小売電気事業者」か、「一般送配電事業者」かによって必要となる手続きが異なるため確認しましょう。

▼実際の通知書で以下の赤枠部分をご確認ください。

売電先の見分け方

参照:経済産業省 資源エネルギー庁
九州電力㈱:売電先が小売電気事業者の場合に届く書面の例
九州電力送配電㈱:売電先が一般送配電事業者の場合に届く書面の例

売電先別の対処法

現在の売電先を把握した次に、今後の売電先の変更手続きについて確認します。

変更手続きは、現在の売電先が「九州電力㈱」か「九州電力送配電㈱」によって対応方法が異なるため、ご自身が当てはまる部分を読み進めてください。

九州電力㈱(小売電気事業者)と契約の場合

以下2通りのどちらかで売電契約を行いましょう。

  • そのまま継続
  • 販売先を別の小売電気事業者(新電力)に切り替える

引続き小売電気事業者(九州電力)にて売電を継続する方は、九州電力が定める買取価格(7円/kWh)にて自動継続されるため、一切の手続きが不要です。

一方で、別の小売電気事業者(新電力)に売電を行いたい場合は、ご自身で変更手続きが必要となります。
売電ができる事業者は下記リンク先をご参照ください。

参照:経済産業省 資源エネルギー庁「売電できる事業者」

※売電できる事業者によって、それぞれ手続き内容が異なりますのでご注意ください。

九州電力送配電㈱(一般送配電事業者)と契約の場合

買取期間満了後に、九州電力送配電㈱(一般送配電事業者)へ売電し続けることは不可能です。引き続き売電を行いたい場合、売電先の会社を”小売電気事業者”に変更する必要があります。

具体的に以下2通りのどちらかで売電契約を行いましょう。

  • 九州電力以外の小売業者(新電力)に切り替える
  • 九州電力送配電㈱(一般送配電事業者)から九州電力㈱(小売電気事業者)に切り替える

九電送配電→九電以外の小売電気事業者(新電力)に切り替える

九州電力以外の小売電気事業者(新電力)に売電を行いたい場合も同様に、ご自身で変更手続きが必要となります。

売電ができる事業者は下記リンク先をご参照いただき、ご自身でお選びください。その後の手続き内容も、売電先によって対応が異なるため、期間に余裕をもって手続きを進めるようにしましょう。

参照:経済産業省 資源エネルギー庁「売電できる事業者」

九電送配電→九州電力に切り替える

九州電力送配電㈱と九州電力㈱はどちらも九電グループですが、別会社となるため、切替手続きが必要となります。

手続きの流れは以下です。

  1. 九電HPより申込書をダウンロードする
  2. 申込書に必要事項を記入する
  3. 管轄の契約・料金センターに郵送でお申込みする

1. 九電HPより申込書をダウンロードする

以下のサイトより、赤枠で囲っている部分の書類をダウンロードしてください。

参照:九州電力「新たに当社への売電を希望されるお客様」

2. 申込書に必要事項を記入する

以下の画像を参照いただき、空欄を埋める形で進めてください。

※注意点として、以下の項目は買取期間満了通知書に記載されているものを確認し、間違いのないようにご記入ください

  • 発電設備出力
  • 認定ID(設備IDのこと)
売電先切替申込書の記入例

3. 管轄の契約・料金センターに郵送でお申込みする

ご自宅のエリアを管轄している、契約・料金センターの住所を確認し、作成した書類をご郵送ください。

受付窓口所在地電話番号
北九州契約・料金センター 受付業務グループ〒802-8524
北九州市小倉北区米町二丁目3番1号
0120-639-451
福岡契約・料金センター 受付業務グループ〒810-0004
福岡市中央区渡辺通二丁目1番82号
0120-639-458
佐賀契約・料金センター 受付業務グループ〒840-0804
佐賀市神野東二丁目3番6号
0120-639-467
長崎契約・料金センター 受付業務グループ〒852-8510
長崎市城山町3番19号

0120-761-374
大分契約・料金センター 受付業務グループ〒870-0026
大分市金池町二丁目3番4号
0120-761-379
熊本契約・料金センター 受付業務グループ〒862-0951
熊本市中央区上水前寺一丁目6番36号
0120-761-385
宮崎契約・料金センター 受付業務グループ〒880-8544
宮崎市橘通西四丁目2番23号
0120-879-559
鹿児島契約・料金センター 受付業務グループ〒890-8558
鹿児島市与次郎二丁目6番16号

0120-879-565
参照:九州電力株式会社「営業所一覧」

※よりスムーズにお手続きを行うために、九電より届いた買取期間満了通知書の写しも一緒に郵送することをおすすめします

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