太陽光発電と自然災害

太陽光発電と自然災害

自然災害により停電、ガスが使えないという状況に陥ったとしても太陽光発電を導入していれば、また太陽光発電の機器が無事であるならば、電気が使えるという強いメリットが発生します。
しかし太陽光発電の機器であるモジュールは屋根に設置されており、ほか一部の機器も外部に設置されていますので自然災害に襲われた場合どうなってしまうのか、その可能性や対策を十分に考えましょう。

自然災害の種類と対策

一般的な自然災害として、風害、雷雨、雪害、塩害、地震、津波、噴火などがあります。
元々太陽光発電システムにはこれら災害に対する対策が事前に施されています。
その対策については以下よりご紹介いたします。

(1)風による災害…台風、強風、暴風など

台風などの強風暴風の場合、モジュールには建築基準法に基づき強風(地上15mの高さ風速60mの風圧)に耐えられるだけの耐性設計が施されていますので、すぐに飛ばされたり壊れるような心配はないでしょう。

(2)雷による災害…落雷など

落雷による被害も不安に思うところですが、モジュールに落雷したというのは極希な現象です。
ただモジュールに雷を避けるような設計はされていないため、用心する人は「避雷」となるものを別途用意する必要があります。

(3)雪による災害…大雪、積雪、雹、霰など

モジュールに雪が積もった場合、太陽の光が積もった雪によって遮られてしまうため発電量は下がりますが、少ない積雪量であれば被害の心配はないでしょう。モジュールの設置角度は各メーカーにより積雪量に応じた積もりずらい傾斜角度(35度以上)が指定されています。また予め積雪量による地域制限が設けられている場合もあります。

雹や霰によるモジュールの破損も余り心配はないでしょう。
モジュールの表面は強化ガラスを使用しており、JISの規格にて「1mの高さから直径38mm、重さ227gの硬球を落下させ耐えること」と定められています。

(4)塩による災害

海岸付近に太陽光発電を導入する際、潮風などにより機材に腐食が走るため設置される太陽光発電には塩害対策がされた製品が使用されます。ですが海岸線との距離によっては導入自体に制限が掛かってしまうことがあります。
また海水が直接かかる重塩害地域となると、ほとんどのメーカー製品が設置ができません。
塩害対策としては少しでも室内に設置できる太陽光発電の機器を選び、外に設置しないよう心掛けることがあげられます。

(5)地震による災害

地震についての対策、情報につきましてはこちらより。

(6)津波、噴火による災害

地震による津波発生の場合、襲いかかる水の流れが激しいためまず太陽光発電が耐えきるのは難しいところです。

噴火による被害は主に火山灰、そして噴石です。火山灰では降ってくる灰がモジュール表面に付着することで発電量が減少してしまいます。ただし洗い流すことが可能なので、随時手入れをすることで変わらぬ発電力を与えてくれます。
また噴石は雹や霰と同じでパネルには強化ガラスが使用されているため、ある程度のものであれば噴石の被害に耐えることが出来るでしょう。
ただし噴石は熱を帯び形も大きいものが多いため、破損する確率は雹や霰より高めです。

災害時に電気を使用する方法

太陽光発電を導入している住宅でも、また高くて手が出せないと戸惑っている人でも、電気が使えず停電してしまった場合には下記の方法によって太陽光発電から、また代わりとなるものから電気を使うことが出来ます。

(1)自立運動モードを利用する

太陽光発電を導入している建物で最も災害時に太陽光発電を有効活用できる方法です。
災害により停電し電気が使えなくなった場合、 パワーコンディショナから「自立運転モード」に切り替えることにより発電した電気を使用することが出来ます。
■自立運動モードについての詳細はこちらのページよりご確認ください。

(2)蓄電池を利用する

太陽光発電と一緒に蓄電池を設置している場合、災害で電気が使えない時でも、この蓄電池に貯めた電気を利用することが出来ます。 使える製品には限りがありますが、蓄電できる容量が大きければ安定して電気を使うことが出来ます。
ただし価格が高いため、手を出すのに少し躊躇してしまうかもしれません。ですが災害時だけでなく、普段の日常でも太陽光発電システムで電力を発電し、蓄電池に溜めれば自宅で発電した電気と貯めた電気を使えますのでより電気代を下げることもできます。


(3)持ち運び可能なコンパクトサイズの太陽光発電システムを利用する

大震災後や原発の事件後から太陽光発電が見直されたことでコンパクトに、また持ち運びができる太陽光発電が販売されるようになりました。発電と蓄電の両方の機能を持ち合わせているものもあり、いざという災害時に役に立ちます。
※「モバイルソーラーユニット」「ソーラーポッド」など。

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